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今から約4年ほど前の話になる。

 

 

 

私は当時大学生で、友人関係にはそこそこ恵まれていた。

 

ここで、当時の友人関係をおさらいしておこう。

 

 

 

K…レガシーに乗っていたデブ。走り屋

 

T…ベトナムと日本のハーフでボンボン。霊感が強い。

 

D…ヴォクシーに乗っていたノッポ。毒舌気味。

 

私…しがない大学生。ファミレスでバイトをしていた。霊感ややあり。

 

 

 

或る夜、Dから招集がかかった。

 

 

 

「心霊スポットに行こう」というのである。

 

バイトの時間的にぎりぎり間に合わなかったので、Kに迎えに来てもらって、心霊スポットと呼ばれる山に向かった。

 

山の駐車場に行くと、DとTが私たちを待っていた。時刻は深夜2時を超えた頃だろうか。

 

 

 

Dの車に四人で乗り込み、山をズンズン登っていく。

 

 

 

Tは行きたくないとしきりに喚いていたそうだが、この時は大人しくなっていた。

 

話しかけても一切返事をせず、下を向いて黙っている。

 

 

 

当時はやりだったクラブミュージックを流しながら進んでいると、Tが何やらぶつぶつ言っている。

 

様子がおかしいので運転していたDに伝えると、いったん車を止めた。

 

 

 

なんだろうとみんな訝っていると、Tが車を降りて森へすたすた入っていく。

 

いやいやおかしい。Tは車を持ってないからこんなところにはまず来ないし、地理もわかるはずがない。

 

 

 

10メートルほど進んで、Tが手を合わせてまたぶつぶつ言い始めるのである。

 

 

 

残りの三人で近づいてみると、祠があった。

 

無念仏というのか、石造のようなものが立ち並んでいる。

 

 

 

なんでこんな場所を知ってるのか訊いても、「感じ取ったから」としか言わない。

 

 

 

君が悪かったので心スポまではいかず、その夜はTの部屋へ行って皆で朝まで過ごしてから解散した。

 

 

 

本当に霊感で感じ取ったのかな、あれ